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jewels and ornaments SINRAのジュエリー製作や宝石にまつわるあれこれです。

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Garnet

前回ガーネットのトップをご紹介しましたが、

今回ガーネットそのもののお話をすこし。



ガーネットというと、
「赤い石」、
それも少し暗めの赤色のイメージをお持ちなのではないでしょうか。
和名の「ザクロ石」、というのも、
ザクロにソックリな結晶の形と色から名付けられたのでしょう。
実際、もっとも目にする機会が多いのは、
このザクロ色をしたガーネットかもしれません。

しかし、前回もちらっと触れたように、
「ガーネット」というのは、
化学組成や結晶構造がよく似た鉱物の集まり(グループ)名です。

一般的に宝石といわれるものの中でこのグループを作っているのは、
ガーネットグループと
フェルドスパー(フェルスパー)グループ(ムーンストーンやラブラドライト、サンストーン、アマゾナイトなどが含まれます)
の二つだけです。

「グループ」の中に「種」(species)があり、その中に「変種」(variety)があります。

たとえば、前の記事の「ロードライト・ガーネット」の場合、

・「ガーネットグループ」に属する、
・「アルマンディンーパイロープ・ガーネット」という種の中のうち、
・パープルの色味を持ったものが、「ロードライト・ガーネット」という変種となる。

ということになります。

ある種類の中の多様性が変種だ、ともいえるかもしれません。

「うちの犬(種)はパグ(変種)です。」
みたいな感じですかね。(違う?)


さて、下の写真をご覧ください。


DS7_2908.jpg
12時から時計回りに(G=ガーネット):
ロードライトG(パイロープーアルマンディンGの変種)、パイロープーアルマンディンG、グロッシュラライト-アンドラダイトG、ロードライトG(パイロープーアルマンディンGの変種)、ヘソナイトG(グロシュラライトGの変種)、グロシュラライト、まん中:グロシュラライトG、右下:グロシュラライト-アンドラダイトG


これらも、すべて「ガーネット・グループ」です。

誕生石がガーネットで、ありふれててイヤだ、とおっしゃる1月生まれの方、
ガーネットに対する考え方が変りませんか?

ガーネットは、サファイア、トルマリンとともに、
もっとも色のバラエティに富んだ宝石のなかの一つなんです。


もっとガーネットに愛を。




ちなみに、
アルマンディン(almandine)とアルマンダイト(almandite)、
スペサルティン(spessartine)とスペサタイト(spessartite)は同じです。
GIAではアルマンダイト、GEM-Aではアルマンディンと表記されていますので、英国と米国の違いなのかな?
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