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jewels and ornaments SINRAのジュエリー製作や宝石にまつわるあれこれです。

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地金の純度の表記について

確定申告も滑り込みで提出。おわったー。

で、地金の話の続きです。


はじめに。

まず、宝飾品や工芸品に使われている金属素材を、一般的に地金(じがね)といいます。

素材である地金の大部分は純度100%ではありません。
の金属を混ぜた合金です。
これは、加工しやすい硬さにしたり、また色を変える為に
ほかの金属が混ぜられています。
この混ぜる金属を割金(わりがね)といいます。



■地金の純度の表記について■

基本的に純プラチナや純金はジュエリーとしての実用性には向かないくらいに柔らかい金属です。
それを、「割りがね」と言われる他の金属との合金を作ることで、
目的にかなった実用性、色などの装飾性をもたすのです。

まず、例えば、Pt900というのは、100%を1000としたとき、
900/1000、つまり材料となる地金の90%がプラチナだということです。
金の場合はK24が純金をあらわします。
よく使われるK18というのは、18/24、つまり75%金が含まれるということです。
ちなみに、Kとは、“金(きん)”ではなく、”カラット“といいます。
宝石の重さをあらわす”ct=カラット“と語源は同じで、
carob(イナゴマメ)のギリシャ名、kerationに由来するそうです。
プラチナやシルバーと同じように、
K18を750など、1000分法で表記することもあります。


つまり、プラチナの割合が90%であれば、
あとはなにが混ざっていようともpt900と表示されますが、
残りの10%の配合によって金属としての性質は違ってくるのです。

キャスト用にむいている流れがよいpt900もありますし、
ヤスリで削るのに向いた(伸展性のあまり必要ない=硬い)pt900もあります。
そして、曲げ加工にむいたpt900もあるのです。

しかし、硬さと強度・丈夫さはイコールではありません。
硬いと丈夫であると思われがちですが、
硬すぎると曲げ加工にむかず、
ひび割れしやすいという側面ももつことになります。

このように、たとえば一言でPT900といっても、
それぞれのデザインや技法に合った地金があるのです。




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